当院処方のレボセチリジンは自主回収の対象外です。オロパタジンの飲み薬も採用していません。
当院のレボセチリジンも自主回収の対象外です。オロパタジンは採用してません。
日医工さんから、また自主回収(クラスⅡ)がでました
患者の皆様へ
神戸の花粉の飛散量も落ち着いてきましたが、まだまだ油断なりません。
東北の製薬会社の工場が火災に見舞われたり、日医工社をはじめ次々と花粉症のジェネリック薬品が製造停止しております。
供給が間に合わずお薬の足りなくなっている薬局があります。当院はまだまだ沢山あるので、ご安心ください。
ところで、国が認定した手順でない方法で、多数のお薬を製造していたため、業務停止命令を受けていた日医工社ですが、4月6日に業務が再開されました。
しかし、残念なことに、同社から製造されている抗アレルギー薬のレボセチリジン錠、オロパタジンOD錠で、また自主回収(クラスⅡ)が出てしまいました。「溶出性が遅いことで吸収の遅れが生じ、効果発現が遅延する可能性がある。」とのことです。
当院での2剤の処方歴はありません
なお、当院では過去にも同社の同じ薬の採用薬はございませんし、院外処方をした履歴もありません。ご安心くたさい。
また、当院では、過去にも現在も、他の製剤もふくめて自主回収の対象のなっている製剤は処方しておりません。
当院のレボセチリジンのドライシロップは採用していますが、他社製(高田製薬と日本臓器製薬社製)です。
日医工社から1月に、似た名前の「セチリジン・ドライシロップ」の回収もででいます。当院では他社のもの「高田製薬と先発品のジルテック」を採用していましたので、問題ありません。ご安心ください。現在は前述のとおり、改良型である他社の「レボセチリジン」を採用しております。
リンク:【当院の院内処方薬で、自主回収対象の製剤はありません】
※自主回収(クラスⅡ)は医療機関の在庫のお薬に対する自主回収です。一度、患者さんの手に渡ったものは、返品交換の義務はないようです。理不尽ですけど、そのような対応になるということです。上記のリンクをご覧下さい。
パタノール点眼液0.1%(オロパタジン塩酸塩)は問題ありません
パタノール点眼液の主成分はオロパタジン塩酸塩ですが、問題ありません。今回のオロパタジンOD錠の問題は日医工社のみの問題であり、オロパタジンというお薬そのものの問題ではありません。もちろん、当院採用薬のパタノール点眼液(オロパタジン塩酸塩)も、問題ありません。ご安心下さい。
当院の院内採用薬は積極的にジェネリックを採用しますが、よいものだけを選別するよう努力してます
当院もジェネリック薬の処方に積極的に協力しています。経済的で、効果が変わりなければ、私も積極的に採用し、処方をしております。しかし、実際のところ、昨今の報道が示すとおり、後発品は玉石混交と言わざるをえません。
当院は眼科ですが、点眼の容器一つにしても、キャップの色(他の製剤と紛らわしくない色)、容器の点眼しやすさ、懸濁液なら振ってすぐに均等になるもの、塗り薬は塗りやすさ、感触等にこだわって採用しています。
今後も先発品と遜色ない、あるいは先発品を超える良い物は積極的に後発品へ、先発品の方がずっとよいと思われるものは、あえて先発品を採用してます。引き続き、皆様へよい製剤をお届けできるように、日々情報収集に努力いたしております。
ひきつづき、当院をよろしくお願いいたします。
リヒト・ファミリー眼科
院長 橘 理人 これは2021/4/10現在の情報を元に記載しております。